なにかしらの答えが出る夏

1年目の夏の畑は「収穫」という最初の答えが出る期間。
2014年7月〜9月後半までのこと。


初夏の草の勢いも初体験


ちいさな場所で、おおきなスッキリ


家庭菜園の「収穫できた」「虫に食べられた」という答えは
めっちゃ納得感があるところが好きだ。
自分たちだけでやっているから誰かのせいにできないのが良い。
気候も虫も土地も「人が合わせる」ものだから「自分が正しいのにプンスカ!」と、怒ることができないのも良い。

小さい場所だから自分たちだけで関わることができる。
最初から「自分が合わせて応じる」って姿勢で取り組める。
そういう環境っていいよね、と思う。


1株しか育てないという失敗をしたズッキーニ


落花生はやせ地の救世主と聞いて


オクラめっちゃできた

夏は一般的な話じゃなくて、自分がいる菜園の答えが分かる。
収穫できる野菜が増えてくるし、育たない野菜が何かも分かるから。

例えば、豆は酸性の土地(やせた土地)でも育ちやすいと
一般的にはいわれるけど、実際には虫が食べちゃった。

ほかにも、きゅうりは痩せた土地では育ちづらいと言われるけど
やってみたら育っちゃった。

・・・という感じだ。


育つ前が虫にたべられやすい


収穫できなかった茄子


ミニトマトはできたが、大玉はやっぱり無理


この年キュウリは不作だったようだけど、うちはよくできた


たべることがフェス状態


突然だけど、ロックフェスは楽しい。
フェスの2週間前からそわそわして、毎日の楽しみになる。

そういう感じで、初めての収穫はちょっとしたフェス状態だった。
だって、枝豆が実るのだもの。
それを眺めて「あ〜、来週は収穫できるかな〜。」と待ちわびながら過ごすのだもの。


ふくらむのを待つのもよき時間かな


塩ゆでしたとき、めっちゃ脳内物質が出た気がする

ふつうに毎日のなかに「待ちわびる楽しさ」があるだけで、人は快便になれる。
そう、快便っていいよね。
快便になれなくても、なにか気持ち的には快便状態になっていると思う。
こころのお通じがよくなる。
そんな感じだ。

食べるその日も楽しく、収穫を迎えるまでも楽しい。
そして種を採れば、楽しさは来年へつづく。


種は、ノリで固定種を買いました


こんな感じの8月


草に圧倒される


自然農のあつまりで富山へ。


富山にも行った。
自然農をやっている石黒さんちを見学したり、いろいろな話を聞いて楽しかった。


田畑には山をのぼって行く


水のきれいさが印象的

夏はにぎやかに、びゅーっと過ぎていった。
次は1年目の畑の秋のことを書こう。


投稿者名 すずきカレー 投稿日時 2015年09月19日 | Permalink